
[モスクワ 12月8日 ロイター] - 世界の原油供給量の1%を占めるカザフスタンのカスピ海パイプライン・コンソーシアムは、ウクライナの無人機攻撃によりターミナルの主要部分が損傷したため、少なくとも12月11日までは輸出能力をフルに回復できないだろうと、2人の業界関係者がロイターに語った。
カザフスタンの原油輸出の約80%を処理するCPCターミナルは、11月29日にウクライナ海軍の無人機攻撃((link))によって損傷を受け、世界の原油価格は1バレルあたり1ドル以上上昇した。
ロシア、カザフスタン、米国の株主を含むCPCによると、この攻撃により、ノヴォロシースクのユジナヤ・オゼレフカ・ターミナルにあるシングル・ポイント・ムアリング(Single-Point Mooring)(SPM) 2(基本的に石油を積み込むためにタンカーに接続する浮体ブイ)が深刻な被害を受け、操業が一時停止したという。
同ターミナルには、海岸から約5キロメートル((3.1マイル)())に位置する3基のSPMがある。通常、2基のSPMが負荷をかけており、1基はバックアップとして休止している。
SPM-1は依然として稼動しており、CPCは現在、約半分の能力で石油を輸出していることになる。SPM-3は11月中旬からメンテナンス中である。
先週、5人の業界関係者が、CPCはSPM-3の修理((link))を予定より早く完了させることを目指していると語った。
人の情報筋が月曜日にロイターに語ったところによると、SPM-3は困難な天候と潜水に関する複雑な問題のため、12月11日から13日までにフル稼働に戻る見込みはないという。
CPCはコメントを控えた。
SPM-2の修理には数ヶ月かかる可能性があるが、修理または交換の正確な時間枠はまだ評価中である、と情報筋は述べた。
CPCはすでに、原油の一部をバクー・トビリシ・セイハン・パイプラインなど他の目的地へ迂回させているが、原油の大部分を迂回させる大きな選択肢はない。