
[2日 ロイター] - 関係者によると、中国はレアアース(希土類)の新たな輸出ライセンスの第1弾を発給した。一部の顧客向けの輸出が円滑に進む見通しで、米中首脳会談での重要な合意事項が実行に移された。
ロイターは11月初旬、中国が10月下旬の米中首脳会談で貿易摩擦が緩和したことを受け、レアアース輸出の新たなライセンス制度の設計に着手したと報じていた。nL6N3WJ0IR
関係者によると、中国の磁石メーカー、江西金力永磁科技300748.SZが、ほぼ全ての顧客向けのライセンスを取得したほか、寧波韻升600366.SSと北京中科三環高技術000970.SZも一部の顧客向けのライセンスを確保した。
各社のウェブサイトによれば、3社はいずれも自動車業界向けに製品を供給している。江西金力永磁科技は欧州に子会社があり、韻升は欧州と米州に顧客を持つ。
中国は新たなライセンス制度について詳細を公表していないが、ロイターの先月の報道によると、新制度は、現行のライセンス制度を補完するもので、廃止するものではない。有効期間は1年で、大幅な輸出の拡大を認めることが可能になる。
4月に導入された現行のライセンス制度では、企業は出荷ごとに政府からライセンスを取得する必要があり、海外の顧客にとって大きな制約になっている。