
Marwa Rashad Shadia Nasralla Emily Chow Curtis Williams
[ロンドン 14日 ロイター] - サウジアラビアの国有石油会社サウジアラムコ2222.SEは、ムハンマド皇太子の訪米時に豪ウッドサイド・エナジーWDS.AXおよび米コモンウェルスLNGと、米国産液化天然ガス(LNG)の供給契約に調印する。情報筋がロイターに語った。
米国のLNG生産能力は今後4年間で約2倍に増える見通しで、サウジアラムコは特に米国でLNGの主要企業になることを目指している。
情報筋によると、コモンウェルスLNGがルイジアナ州で建設予定の施設で、サウジアラムコは年間200万トンのLNG供給を確保する見通し。ウッドサイドとの契約では、同社のルイジアナ州でのプロジェクトに出資するとともに、最大年間200万トンの「オフテイク契約(将来生産されるLNGを購入する契約)」を締結する。
サウジアラムコは既に他の米国企業ともLNG契約を結んでいる。アミン・ナセル最高経営責任者(CEO)が8月に語ったところでは、同社はこれまでに年間450万トンのLNG生産能力を確保する見通しとなっているが、これを同2000万トンに増やすのが目標だ。