
[ 11月5日 ロイター] - 石油・ガス会社のAPAAPA.Oは水曜日、天然ガスの旺盛な需要が石油生産の低迷を補い、第3四半期の利益でウォール街の予想を上回った。
天然ガスの平均価格は、人工知能や暗号通貨に特化したデータセンターからの電力需要の急増に後押しされ、四半期中に100万英国熱量単位あたり3.25ドルと前年同期比で26%急上昇した。
APAによると、天然ガスの四半期平均実現価格は1,000立方フィートあたり2.25ドルで、前年同期から57%上昇し、生産量は1日あたり9億3,200万立方フィート((mmcfpd))、約18%増加した。
しかし、同社の総生産量は、原油換算で日量413,144バレル(boepd) と約1%減少し、原油生産量が9%減少したことが重荷となった。
原油価格は約14%下落し、1バレル当たり67.43ドルとなった。
OPEC+が増産を加速させ、貿易摩擦が世界の成長とエネルギー需要を脅かす中、供給過剰懸念が高まったため、当四半期の原油需要と価格は下落した。
APAは第4四半期の米石油生産量見通しを12万3,000B/Dに引き上げた。しかし、これは1年前に発表した14万7,573B/Dを下回っている。
一方、価格変動が激しい環境下でのコスト削減努力の一環として、APAは節約計画を前倒しし、2025年末までに予定より2年前倒しで年間3億5,000万ドルの節約を達成する見込みである。
また、2026年末までにさらに5,000万ドルから1億ドルの年間経費削減を見込んでいる。
LSEGがまとめたデータによると、APAの9月30日に終了した3ヶ月間の調整後の利益は、アナリストの平均予想79セント/株に対し、93セント/株だった。
株価は1.6%上昇した。