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物流会社エクスペディターズ、関税の混乱が仲介需要を押し上げ、好業績を達成

ロイターNov 4, 2025 2:52 PM

- 世界的な貨物輸送会社エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD.Nは19日、好調な航空貨物量と通関サービスの需要増を背景に、第3四半期の利益と売上高がウォール街の予想を上回ったと発表した。

同社株は取引開始早々に5%上昇した。

エクスペディターズの航空貨物取扱量は、米国に入国する貨物に対する「デ・ミニマス」免税措置の期限切れにより、これまで逼迫していた航空輸送能力が緩和されたため、アジアからの出荷が牽引し、報告された四半期に4%増加した。

業界筋によると、ドナルド・トランプ大統領の下で米国の通商政策が変化し、荷主が通関手続きの確保に忙殺されているため、通関サービスに対する需要が高まっていることも、同社に利益をもたらしている。 (link)。

ダニエル・ウォール最高経営責任者(CEO)は、「当社の通関事業は、ダイナミックな貿易環境に牽引された持続的な需要の中で、力強い成長を続けています」と述べるとともに、通関量の増加と通関手続きの複雑さが、この事業への挑戦を続けていると付け加えた。

同社の航空貨物部門の売上高は前年の9億8690万ドルから10億2000万ドルに増加し、通関部門の売上高は前年の9億9560万ドルから11億3000万ドルに増加した。

しかし、関税引き上げを前に多くの輸入業者が前倒し注文を取りやめたため、価格変動と出荷量の減少により、エクスペディターズの海上貨物・サービス部門の売上高は前年同期の10億2000万ドルから7億4610万ドルに減少した。

LSEGがまとめたデータによると、ワシントン州シアトルに本社を置くエクスペディターズの四半期売上高は28億9000万ドルで、アナリスト予想の27億3000万ドルを上回った。

四半期利益は1株当たり1.64ドルで、予想の1.40ドルを上回った。

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