
Pranav Mathur
[ 10月28日 ロイター] - シャーウィンウィリアムズSHW.Nは火曜日、ウォール街の予想を上回る四半期利益を達成した。
7月に落ち込んだ米国の住宅販売件数は、8月に急回復して3年半ぶりの高水準となり、9月には7カ月ぶりのピークに近づいた((link))。裕福な世帯がリフォームやメンテナンスに出費を続けたためだ。
この回復が シャーウィン・ウィリアムズの塗料とコーティング剤、特に専門業者や住宅所有者向けのPaint Stores Groupの需要を支えた 。
塗料メーカーの発表によると、第3四半期の総売上高は前年同期の61億6,000万ドルから63億5,000万ドルに増加した。
ペイントストア・グループの売上高は5.1%増で、保護塗料と船舶用塗料が2桁増となり、商業用および住宅用塗り替え市場の堅調な需要に牽引された。
パフォーマンス・コーティングス・グループの売上高は、包装用塗料と自動車補修用塗料に支えられ1.7%増となった。
LSEGのデータによると、オハイオ州を拠点とする同社の調整後の利益は1株当たり3.59ドルで、アナリスト予想の1株当たり3.44ドルを上回った。
決算発表後の電話会見で同社は、2026年上半期には需要とコストの両面から若干の逆風が予想されるが、価格設定によってその圧力を相殺する予定であると述べた。
「需要の観点からは、非常に厳しい環境であると思われます・・・1月1日よりペイントストア・グループで7%の値上げを発表しました」とハイディ・ペッツCEOは述べた。
同社はまた、通期の調整後利益見通しを1株当たり11.20ドルから 11.50ドルの 範囲から 11.25ドルから11.45ドルの範囲に引き締めた 。