
[ 10月23日 ロイター] - オーストラリアのサンライズ・エナジー・メタルズSRL.AXは金曜日、米国防請負会社のロッキード・マーチンLMT.Nに対し、陸上シアーストン・スキャンディウム・プロジェクトから5年間で生産される酸化スカンジウムを最大15トン購入するオプションを付与したと発表した。
サンライズの株価は、2333GMTまでに15.6%高の5.49豪ドルとなり、10月初旬以来の高値となった。
この合意に基づき、オーストラリアの総合鉱山会社は、購入オプションは両当事者間の拘束力のあるオフテイク契約の締結を条件とし、オプションの完全行使はプロジェクトの年間生産能力の約25%に相当すると述べた。
これに先立ち、レアアースの採掘業者であるニオコープNB.Oは、国防総省が資金提供するプログラムの一環として、 (link) ロッキード社と協力し、軍用機器に使用するスカンジウムとアルミニウムの合金を開発していると述べた。
スカンジウムはすでに防衛、航空宇宙、エネルギー用途に広く使用されているが、ほぼすべての供給元は中国、ロシア、ウクライナである。米国は1969年以来スカンジウムを採掘していない。
「数日前にホワイトハウスでトランプ大統領とアルバネーゼ首相が署名した米豪重要鉱物協定の重要性を強調するものです」と、サンライズ・エナジー・メタルズのロバート・フリードランド共同会長は語った。
試験と認定作業は、ロッキード・マーチン社の製品プラットフォームへのスカンジウム含有部品の採用を加速させることを目指す、とサンライズは声明の中で付け加えた。