
[15日 ロイター] - 米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)は15日、米国と中国の貿易摩擦が激しくなり、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の産油国でつくるOPECプラスが増産を進めた場合、欧州原油価格の指標となる北海ブレント原油先物価格LCOc1が1バレル=50ドルを下回る可能性があるとの見通しを示した。
BofAは25年10-12月期の北海ブレント原油価格の見通しを1バレル=61ドル、26年前半を64ドルに据え置き、下値の目安は55ドル前後になるだろうと述べた。
その上で「26年は米国の原油生産が横ばいになる一方で、米国が今後数カ月で貿易協定の締結に向かえば需要が改善する可能性があるだろう」と述べた。