
Anushree Mukherjee
[6日 ロイター] - 6日の金相場は1オンス=3900ドルを突破し、一時3958.57ドルの過去最高値を更新した。米追加利下げ期待の高まりとともに、経済・政治の不確実性を背景にした安全資産への逃避的な買いが続いている。
ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)のシニア市場ストラテジスト、ジョセフ・カバトーニ氏は、「米連邦準備理事会(FRB)の利下げ再開から世界の政治情勢まで、投資家があらゆる事態に対応する中、金は価値の保存手段としての伝統的な役割を果たしている」と述べた。
FRBは9月、昨年12月以来6会合ぶりに利下げを再開。市場は年内さらに2回の利下げを織り込んでいる。 FEDWATCH
年初来ではスポット金は48%上昇。昨年の上昇率は27%だった。