David French Nivedita Balu
[ニューヨーク/トロント 10月1日 ロイター] - KKRKKR.Nは、ペムビナ・ガス・インフラストラクチャーの株式40%を売却する可能性を探っており、カナダの中流事業者であるペムビナ・ガス・インフラストラクチャーの株式は約70億ドルと評価される見込みであると、この件に詳しい4人の関係者が水曜日に語った。
ペンビナ・ガス・インフラストラクチャーは、投資会社とペンビナ・パイプライン・コープPPL.TOの合弁事業として2022年に設立され、カナダ西部に天然ガスと天然ガス液の輸送、処理、貯蔵インフラを所有している。
KKRはここ数週間、スコシアバンクの投資銀行家と協力し、同株式の買い手候補を募っている。
KKRとスコシアバンクはコメントを拒否した。ペムビナ・パイプラインはコメントの要請に応じなかった。
KKRのペンビナ・ガス・インフラストラクチャーへの出資は、他のオルタナティブ・アセット・マネージャーやインフラ・ファンドの関心を引くだろうと、情報筋は述べた。そのような買い手は、操業に関する知識を必要とせず、得られた収益から安定したリターンを得ることができるため、そのような資産の少数株主に惹かれる。
カナダの大規模なパイプライン資産の実質的な株式を所有する機会はめったにないため、ペンビナ・ガスの株式はさらに希少価値がある、と情報筋は付け加えた。
カナダのエネルギー・セクターでは今年も活発な取引が続いており、エネルギー需要の増加に対応するため、インフラやエネルギー・プロジェクトに対する需要の高まりを受けて、企業の統合や規模の拡大を目指す投資家の注目を集めている。
ペンビナ・ガスが設立されたとき、当事者は、このベンチャーは総額で約114億カナダドル((81億7000万ドル)) の価値があると述べた。つまり、KKRがこの価格で撤退すれば、投資会社にとって大きな利益になるということだ。設立以来、ペンビナ・ガスは、建設されたプロジェクトをオンライン化し、さらに資産を取得することで成長してきた。
同社のウェブサイトによると、ペンビナ・ガスは、モントニー・シェール層とデュバーネイ・シェール層の両方に資産を有し、日量約50億立方フィートの天然ガスを処理する能力を持っている。
(1ドル=1.3948カナダドル)