Shariq Khan David French
[ニューヨーク 16日 ロイター] - 日本最大の発電会社JERAが、米国の天然ガス生産資産を約17億ドルで買収する交渉を進めていることが分かった。複数の関係筋が明らかにした。
JERAは、ブラックストーンBX.Nが支援するジオサザン・エナジーとパイプライン運営会社ウィリアムズ・カンパニーズWMB.Nの合弁会社GEPヘインズビルII が所有する資産の最有力買収者として浮上したという。
GEPヘインズビルIIは、テキサス州とルイジアナ州のヘインズビル・シェール盆地でトップクラスの生産者。
実現すればJERAがシェールガス生産に初めて進出することになる。
ただ関係筋は、取引が保証されているわけではなく、GEPも他の買い手候補に目を向けたり、売却を完全に取りやめたりする可能性があると警告している。
JERAはコメントを控えた。ジオサザンとウィリアムズはコメント要請に応じなかった。
コンサルティング会社ライスタッド・エナジーによると、GEPヘインズビルIIの2025年通年の生産量は平均で日量約3億1750万立方フィートと見込まれ、28年にはほぼ倍の6億1400万立方フィートになると予測されている。