[15日 ロイター] - HSBCは石油市場について、今後12カ月間に石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の回帰があるため、2025年第4・四半期から日量170万バレル、26年には同240万バレルの大幅な余剰が発生すると予想している。
26年のブレント原油1バレル=65ドルという価格想定については、もし西側で在庫積み増しが現実化すれば下振れリスクがあると見ている。
15日付のノートではまた、ロシアはOPECプラスの枠に沿った増産に苦労するだろうと指摘。今のところ小幅な増産しか見込んでいないとして、26年末のロシアの生産量予測を日量30万バレル引き下げた。