[8日 ロイター] - 英金融大手バークレイズは8日、2026年の北海ブレント原油の価格予想を1バレル=66ドルと、従来予想から4ドル引き下げた。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」が、来年9月までに自主減産を完全に解消するとの予想に基づく。
同行によれば、OPECプラスの自主減産解消が現在のペースで進めば、日量166万バレルの減産分が1年以内に全て解消する見通し。
また「市場の反応は、減産解消ペースがここ最近のものよりはるかに鈍化する見通しとなったことを受けて、一定の安堵(あんど)感が広がったことを示している」と述べた。
原油価格は、ロシアやイランへの西側諸国による制裁や、産油国による実際の増産分が目標を下回っていることに支えられ、生産増にもかかわらず堅調に推移している。