Pooja Menon
[ 9月3日 ロイター] - 米国のエネルギー会社EQTEQT.Nは、テキサス州にあるネクストディケードNEXT.Oのリオグランデ輸出施設から年間150万トンの液化天然ガスを20年間購入すると、両社は水曜日に発表した。
NextDecadeは、リオグランデにある5番目の液化施設(トレインとも呼ばれる)から過冷却燃料を供給する。
この契約は、NextDecadeが第4四半期に予定されているトレイン5の最終投資決定を行うことを条件として、ヘンリーハブに連動した価格でのフリー・オン・ボード・ベースとなる。
ネクストディケイドの株価は、取引終了後に4.3%上昇した。両社は取引の財務的詳細については明らかにしていない。
「EQTは長期的な供給・販売契約の獲得に積極的である。最近の取引は、より多くの量をLNGのベンチマークにリンクさせ、ベースイン価格から多様化することで、EQTの実現価格を改善し、長期的な生産増加を可能にする可能性がある」と、シーバート・ウィリアムズ・シャンクのアナリスト、ガブリエレ・ソルバラは語った。
世界最大のLNG輸出国である米国では、ドナルド・トランプ大統領が1月の就任直後に新規輸出許可のモラトリアムを解除した後、LNGセクターの商業活動が急速に活発化している (link)。
NextDecade社は、17.6百万トン/年のリオ・グランデLNG施設を建設中である。また、合計10.8百万トンの追加能力を持つトレイン4と5も開発中である。
同社は、トレイン5の商業化を第3四半期に、トレイン4のFIDを9月15日までに完了する予定だ。
LNGデベロッパーは通常、建設に必要な資金調達に十分な供給契約を確保した時点で、プロジェクトのFIDに到達する。
ネクストディケイド社はまた、石油業界トップのサウジアラムコ (link) 2222.SE、トタルエナジー (link) TTEF.PA、日本最大の発電事業者JERA (link) とも同様の契約を結んでいる。
同社は、ベクテル・エナジー社との第5系列発電所の設計・調達・建設契約((link))の価格有効期間を、従来の9月15日から11月15日まで延長した。
第5列車と関連インフラの総コストは約67億ドルになる見込みだという。