Georgina McCartney Arathy Somasekhar Ernest Scheyder
[ヒューストン 9月3日 ロイター] - 米石油・ガス生産会社コノコフィリップスCOP.Nは、広範なリストラの一環として従業員の20-25%を削減すると、同社の広報担当者が水曜日に発表した。
米国第3位の石油生産会社の株価は4.2%下落の94.91ドルで、S&P500エネルギー指数.SPNYの2.1%下落を上回った。
「このような変化が不確実性を生み、不安にさせることは承知している」とランスは語った。
原油価格の下落は、コノコ・フィリップスやそのライバルを今年圧迫し、人員削減、設備投資の抑制、掘削の縮小を余儀なくさせた。米石油大手の シェブロン (link) CVX.N は2月に最大20%の人員削減を発表し、石油サービス大手の SLB (link) SLB.N も人員削減を行っている。
英国の石油大手BP BP.L は1月 、従業員の5%にあたる7000人以上を削減すると発表した。
「組織を合理化し、システムから仕事を排除するにつれて、より少ない役割しか必要としなくなるだろう」とランスはロイターの聞いたビデオで語った。
コストは1バレルあたり約2ドル上昇し、同社の競争力を難しくしている、とランスは語った。制御可能な コストは、2021年の11ドルから2024年には13ドルに上昇して いると述べた。
米国の原油先物は、今年に入ってから約11%下落している。
ほとんどの人員削減は年内に行われる予定
先月、コノコ・フィリップスは 、昨年のマラソン・オイル買収による10億ドル以上のコスト削減に加えて、10億ドル以上のコスト削減と利益率向上の機会を特定した。
コノコフィリップスは全世界で約13,000人の従業員を抱えており、2,600人から3,250人の従業員が影響を受けることになる。コノコフィリップスの広報担当者デニス・ナスは、ロイターへの電子メールでの回答で、削減のほとんどは年内に行われると述べた。
新体制と経営陣は9月中旬に公表され、再編は2026年までに完了すると、2人の情報筋は述べた。
同社は木曜日の午前9時(米国中部時間)にタウンホールミーティングを開催する予定だという。
4月、2人の情報筋がロイターに語ったところによると、ヒューストンに本社を置くコノコフィリップスは、経営コンサルティング会社のボストン・コンサルティング・グループを雇い、社内で "コンペティティブ・エッジ "と呼ばれるリストラ((link))とレイオフ・プログラムについて助言を求めたという。
コノコフィリップスの第2四半期の純利益は約20億ドルに縮小し、COVID-19が需要を荒廃させた2021年3月期以来の低水準となった。
水曜午後の時点で、 S&P500エネルギー指数が5%上昇したのに対し、同社の 株価は今年に入って4%下落している。