
Neil J Kanatt Paolo Laudani
[ 8月21日 ロイター] - マコーミックMKC.Nは木曜日、調味料メーカーがラテンアメリカでのさらなる拡大を目指す中、7億5000万ドルでさらに25%を取得することで、メキシコの合弁会社の株式を75%に引き上げると発表した。
チョルーラ・ホットソースのメーカーであるマコーミック社は、この取引は2026会計年度の早い時期に完了する予定で、最初の1年以内に調整後の1株当たり利益に上乗せされると述べた。
マコーミック社と折半出資で合弁会社を設立したメキシコのサルサ販売会社でコーヒーチェーン店を運営するグルーポ・エルデスHERDEZ.MXの株価は、朝の取引で急上昇し、メキシコ証券取引所では一時取引停止となった。
同社株は現地時間午前8時45分((1445 GMT))に25%上昇し、時価総額は約230億メキシコ・ペソ((12億3000万ドル))に達した。一方、マコーミック社の株価は1%近く上昇した。
コンシューマー・エッジ社のアナリスト、コナー・ラティガン氏は、マコーミック社の決定は、中産階級の拡大に伴う新興市場に関する類似企業のセンチメントを示しているとしながらも、米国の個人消費への圧力に警告を発した。
ロイターによると、「マコーミック社のこの地域での成長への野望は、これで終わったわけではないだろう」とのことだ。
1947年に設立されたグルーポ・エルデスとの合弁会社マコーミック・デ・メヒコは、 ラテンアメリカ 第2の経済大国であるメキシコの 調味料・ソース部門で圧倒的な強さを誇り、マコーミック・ブランドの様々な製品を販売している。
マコーミック社によると、この買収は通常の取引完了条件と規制条件に従って行われる。
(1ドル=18.7620メキシコペソ)