[ 8月7日 ロイター] - パイプライン事業者のタルガ・リソーシズTRGP.Nは、同社のシステムを通じて輸送された天然ガスと天然ガス液の量が過去最高となったことを受け、第2四半期の調整後中核利益予想を上回った。
同社はまた、従来の10億ドルに加え、新たに10億ドルの自社株買い戻しプログラムを発表した。
株価は市場前取引で2.6%高の167.32ドルだった。
天然ガスの需要は、エネルギーを大量に消費するデータセンターからの電力需要の急増と国内消費の増加により、ここ数四半期で上昇しており、天然ガスを輸送するタルガのような企業を支援している。
米エネルギー情報局は4月、AIや暗号通貨に特化したデータセンターを背景に、 (link) 米国の電力消費量が2025年と2026年に過去最高を更新すると発表した。
同社の四半期パーミアン天然ガス流入量は前年同期比約11%増の62.8億立方フィート/日と過去最高を記録し、NGLパイプライン輸送量も約23%増の96.12万バレル/日と急増した。
LSEGのデータによると、テキサス州ヒューストンを拠点とする同社の6月30日に終了した四半期の調整後中核利益は前年同期比18%増の11億6,000万ドルで、アナリストの平均予想11億4,000万ドルを上回った。
総収益は、NGL価格の下落により一部相殺されたものの、NGL生産量と天然ガス価格の上昇に助けられ、20%増の42億6,000万ドルとなった。
タルガは、パーミアン・ベースン、イーグルフォード・シェール、バッケン・シェール、その他米国の主要石油・ガス地域に広がる集荷・処理資産のネットワークを通じて、天然ガスとNGLを主要市場に供給している。
同社はNGLをエタン、プロパン、ブタンなどの構成製品に輸送、加工、分留している。