[4日 ロイター] - シティは4日、米成長・インフレ見通しの悪化を理由に今後3カ月の金価格予想を1オンス=3300ドルから3500ドルに引き上げた。予想取引レンジも3100─3500ドルから3300─3600ドルに引き上げた。
「米国の成長、関税に関連したインフレ懸念が25年下半期も高まったままで、ドル安も相まって金は緩やかに上昇し最高値を更新する」と予想した。
第2・四半期の米雇用の統計が低調だったこと、米連邦準備理事会(FRB)や米国の統計に対する信頼が揺らいでいること、ロシア・ウクライナ紛争に関する地政学的リスクの高まりを指摘した。
堅調な投資需要、緩やかな中央銀行の買い、価格上昇にもかかわらず底堅い宝飾品需要が旺盛な需要につながっていると指摘した。