Pooja Menon
[ 6月24日 ロイター] - シェニエール・エナジーLNG.Nは火曜日、 コーパスクリスティ液化天然ガスプロジェクトの拡張に関する最終投資決定を承認したと発表し、午後の取引で株価を2.4%上昇させた。
同社は、ベクテル・エナジー社にCCL Midscale Trains 8 & 9の建設を進めるよう要請したと付け加えた。
シェニエールは、サビーンパスとコーパスクリスティに輸出施設を建設することで、現在のLNG生産量を2倍の年間9000万トンに増やす計画だ。
さらに同社は火曜日、コーパスクリスティとサビーンパスの両ターミナルでさらなるブラウンフィールド液化能力拡張の開発を進めていると発表した。
この計画は段階的に実行される見込みで 、まず各ターミナルで最初のシングルトレイン拡張が完了すれば、LNGプラットフォームは2030年代初頭までに最大約75百万トンの生産能力を持つことになる。
米国は世界最大の液化天然ガス輸出国であり、ドナルド・トランプ大統領が1月の就任直後に新規LNG輸出許可のモラトリアムを解除したことで、この分野での商業活動は勢いを増した。
2月、シェニエールは、生産能力を拡大するため、新たな規制上の許可((link))を積極的に追求すると述べていた。
シェニエールは火曜日、2030年までに250億ドル以上の現金を成長、自社株買い、バランスシート管理、配当に充てる予定だと述べた。
また、ランレートLNG生産能力の見通しを、従来の約5,400万トン/年から約5,700万トン/年から約6,000万トン/年から約6,300万トン/年に引き上げた。
J.P.モルガンのアナリスト、ジェレミー・トネットは、「CCLの拡張は予想されていたことかもしれないが、将来の成長への自信と長期的な資本配分の柔軟性は、予想をはるかに上回っていると見ている」と述べた。
シェニエルの最新のコーパスクリスティ拡張は、先日のCCLステージ3の完成に続くもので、設備のアップグレードによる能力増強を計画している。