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更新第4報-ビルケンシュトック、関税や中東情勢の悪化によるコスト増を警告

ロイターMay 13, 2026 1:46 PM
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  • 中東情勢の混乱により出荷が遅れ、EMEAセグメントで600万ユーロの損失が発生
  • 同社は通期の売上高および利益予想を維持
  • アジア太平洋地域が売上高の伸びを牽引する一方、米州およびEMEA地域では伸びが鈍化

Savyata Mishra

- ビルケンシュトック(BIRK.N)は、米国による関税や中東紛争により下半期にコスト圧力が高まる可能性があると警告した。一方で、定価での需要が堅調だったため、このドイツのサンダルメーカーは 通期の業績予想を維持した

こうした見解は、アパレルおよびスポーツウェア業界全体が直面する広範な課題を反映しており、ナイキ(NKE.N)やアンダーアーマー(UAA.N)といった企業も、コスト上昇や消費者の慎重姿勢という背景に苦慮している。

ビルケンシュトックは 第2四半期の業績予想も下回ったことを受け取引開始直後に 株価が 8% 以上下落した。

同社は 、同地域への一部の出荷ができなかったことや、 戦争に伴う消費者の 購買意欲の低迷により、 当四半期において欧州・中東・アフリカ(EMEA)部門で600万ユーロ(702万ドル)の損失を計上した。

この混乱を緩和するため、同社はアジア太平洋地域など成長が堅調な地域へ出荷ルートを変更し、在庫の再配分を行っている。

関税の重荷

ビルケンシュトックは、主に過去1年間の米国通商政策の変更に起因する関税引き上げにも直面している。同社の平均関税負担率は、以前の10%強から 現在は20%超に 上昇していると、経営陣は決算説明会で述べた。

「現在の関税構造が維持されれば……第4・四半期には利益率への圧力がさらに高まる可能性がある」と、最高財務責任者(CFO)のイヴィカ・クロロ氏は述べた。関税は 、第3・四半期に約100ベーシスポイント(bp)、第4・四半期に50bp、利益率を圧迫すると見込まれている。

製品の95%を ドイツで生産し、 米国への販売を主力とするビルケンシュトックは、 価格引き上げや在庫管理を通じて、コスト圧力の相殺を図っている。

eToroの市場アナリスト、サム・ノース氏は 同社の…コメントは、地政学的混乱が現在、物流と需要の両方に波及していることを示しており、紛争が継続すれば、地域ごとのさらなる圧力が生じる可能性も排除できない と述べた

同社の売上高の伸びを牽引したのはアジア太平洋地域で、当四半期の報告ベースの売上高は22%増加した。一方、米州は4%増、EMEA(欧州・中東・アフリカ)は10%増となった。

売上総利益率は、為替圧力や米国の関税の影響を受け、前年同期の57.7%から53.9%に低下したが、価格引き上げによって一部相殺された。

LSEGがまとめたデータによると、同社の四半期売上高は6億1830万ユーロとなり、アナリストの平均予想である6億2007万ユーロを下回った。

調整後1株当たり利益は0.50ユーロとなり、前年同期比9%減、予想の0.59ユーロを下回った。

ビルケンシュトックは、2026年度通期について、為替変動の影響を除いた売上高成長率13%~15%という見通しを維持した。アナリストの平均予想は11.32%の成長だった。また、1株当たり年間利益1.90ユーロ~2.05ユーロという見通しも改めて示された。

(1ドル=0.8546ユーロ)

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