Nell Mackenzie
[ロンドン 2月26日 ロイター] - 元ポイント72のスター・マネジャーが設立した30億ドルのヘッジファンド、ルーブリック・キャピタルは、ロイターが入手した書簡の中で、個人投資家から借り入れを行っている一部のプライベート・クレジット会社が、財務の健全性を誇示している可能性があると警告した。
同ヘッジファンドによると、中小企業に融資を行う事業開発会社(BDC)の一部は、四半期ごとに貸借対照表から借入金をシフトさせ、負債が少ないように見せているという。そして、四半期末の数日後に貸借対照表上に再び負債が現れるという。
「この行動から読み取れる重要なことは、分配金の削減は非常に憂慮すべきものであり、一部の悪質業者はエンロンのような会計ゲームを行っているということである」と書簡は述べている。
これらの企業は、ある特定の投資銀行からのレポのようなローンを使って負債を隠している、と書簡は述べている。
ルーブリック・キャピタルは、その銀行やBDCの名前を挙げておらず、ロイターは、この慣行が展開されているかどうか、またその規模を独自に確認することはできなかった。
ロイターの取材に対し、ルーブリック・キャピタルはコメントを拒否した。
昨年、自動車部品メーカーのファースト・ブランズ(First Brands) (link)、サブプライム・ローン会社のトリコロール(Tricolor) (link) が倒産して以来、ここ数ヶ月、民間のクレジット市場は不安に包まれている。近年、大規模な機関投資家の投資と企業向け融資の増加によって急成長してきた市場に対する監視の目は厳しくなっている。ここ数週間、新たな不透明感が再燃している。
国際決済銀行(Bank for International Settlements)が7月に発表したメモによると、BDC業界の運用資産は3000億ドルを超え、米国の直接融資のおよそ4分の1を占めている。クローズドエンド型投資ビークルは、非公開であったり、証券取引所に上場されていたりする。
エンロンは、オフバランス取引やその他の会計上のトリックを使って数百億ドルの負債を隠し、2001年に倒産した。