
Toby Sterling Nathan Vifflin
[アムステルダム 1月15日 ロイター] - 世界最大のコンピューター・チップ製造装置メーカーであるASML &ASML.AS> は木曜日、主要顧客であるTSMC &2330.TW> が人工知能チップの旺盛な需要に対応するため、予想を上回る設備投資計画を発表したことを受け、時価総額が初めて5000億ドルを突破した。
TSMCは2026年の設備投資計画を520億ドルから560億ドルに引き上げ、Visible Alphaが世論調査したアナリストによれば、市場予想の460億ドルを上回った。これは、チップ製造装置の購入に使える資金が最大21%増えることを意味する。
このニュースにより、ASMLの株価は1106GMT(日本時間午後8時6分)までに5.4%上昇し、1月だけで24%の上昇となった。
アナリストらは、ASMLはAIブームの明らかな受益者であり、多くのチップメーカー、特にAI技術に使用されるメモリーチップを製造するサムスン &005930.KS> やSKハイニックス &000660.KS>、そして現在はエヌビディア &NVDA.O> やアップル &AAPL.O> の主要チップメーカーであるTSMCによる拡張計画につながったと述べている。
ASMLに出資している投資会社アウレウスの最高投資責任者ハン・ディーペリンク氏は、「市場は、AIに対する需要がどれほど大きいかをまた過小評価しており、実装は誰もが予想していたよりも早く進んでいる」と述べた。
TSMCの支出増は、マイクロン &MU.O> や韓国のメモリーチップメーカーの需要増に加え、AIメモリー製造のボトルネックとなっている、とディペリンク氏は述べた。
ASMLは1月28日に第4・四半期決算を発表する予定だが、これまでのところ、26年の売上高は微増((link))にとどまるか、最悪でも横ばいになると予想している。
これは、膨大なAI需要に比べ、工場新設のスピードが比較的遅いことを反映しているとアナリストは指摘する。
しかし、TSMCの設備投資計画は、ASMLの27年以降の見通しが強化されることを意味すると、シティのアナリストは述べている。