
Rajesh Kumar Singh Shivansh Tiwary
[シカゴ 13日 ロイター] - 米航空大手、デルタ航空DAL.Nは13日、2026年通期決算の利益が前年より約20%増えるとの予想を発表した。高所得者層や法人の旅行需要が増加するのがけん引すると見込む。
一方、エコノミークラスの予約は低調に推移している。同社の業績は、高所得層の消費が旺盛な一方、価格に敏感な消費者が支出を控える米国の「K字型経済」を浮き彫りにした。
バスティアン最高経営責任者(CEO)は「消費財セクターの強さは曲線の上位層にある」とし、「低価格層は苦境にあるが、幸いにも当社はそこに依存していない」と語った。また、26年に開催されるサッカーのワールドカップ(W杯)が外国からの旅行需要を喚起する可能性があると指摘した。
デルタは長距離路線の機材を強化するために米ボーイングBA.N のワイドボディー機787を30機発注し、30機のオプション権を獲得したことも発表した。
26年の調整後1株当たり利益は6.50―7.50ドル、フリーキャッシュフローを30億―40億ドルと予想。第1・四半期は売上高が前年同期比5―7%増、調整後1株当たり利益は0.50―0.90ドルになると見込んでいる。
LSEGがまとめたアナリストによる市場予想は通期が1株当たり利益7.25ドル、第1・四半期が0.72ドルだった。
通期および四半期利益予想の中間値が市場予想を下回ったことを受け、デルタの株価は13日午後に前日比3%弱下落の68.94ドルを付けた。
同時に発表した25年第4・四半期の調整後1株当たり利益は1.55ドルで、市場予想をわずかに上回った。トランプ米政権下で過去最長となった政府機関閉鎖の影響で数万便が運休し、約2億ドルの減収要因になったことが業績を押し下げた。
25年第4・四半期の旅客収入は前年同期比1%増。上級クラスの売り上げが9%伸びた一方、エコノミークラスは7%減った。