
[12日 ロイター] - 米IT大手オラクルORCL.Nは12日、生成AI(人工知能)モデル「チャットGPT」を手がけるオープンAI向けのデータセンターの完成先送り報道を否定した。
ブルームバーグは12日、オラクルがデータセンターの完成を予定より1年後ろ倒しにして2028年にしたと報道した。報道後、オラクル株は一時3.6%下落した。
オラクルの広報担当者マイケル・エグバート氏はロイターへのメールで「契約上の義務を果たすために必要となる遅延はなく、あらゆる工程は予定通り進んでいる」とし、「当社はオープンAIと全面的な連携を保ち、契約上の義務と将来の拡張計画の両方を実行できることに自信を持っている」とコメントした。
AI関連競争では米アルファベットGOOGL.O傘下のグーグルが先行している感がある中、クラウドコンピューティング分野で出遅れていたオラクルは、オープンAI向けの3000億ドル相当のAI向けデータセンターを提供する契約したことでAI関連インフラ競争に本格的に参戦した。しかし、投資家はオラクルの債務増加に不安を覚え、株価は下落傾向で、社債も売りが優勢となっている。
オラクルのデフォルト(債務不履行)リスクを反映するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のスプレッド(保険料率)は11日に少なくとも過去5年間の最高値に急騰し、12日もさらに上昇した。