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米HPEの11─1月売上高見通しが予想下回る、AIサーバー受注先送りで

ロイターDec 5, 2025 5:02 AM

- 法人向けITサービスを手がける米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)HPE.Nが4日発表した2026年度第1・四半期(25年11月─26年1月)の売上高見通しは90億─94億ドルで、LSEGが集計したアナリスト予想平均(99億ドル)を下回った。人工知能(AI)向けサーバーの顧客からの受注が年度下半期に先送りされるため、同サーバーの売上高が減少するとしている。

HPEのマリー・マイヤーズ最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会見で、AI関連取引の大部分は年度下半期の出荷となるため、AIサーバーの売上高は前期比で減少すると予想。AIサーバーについて、大口の政府系顧客の一部が長いリードタイムを経て発注するため出荷が先送りされるなど、需要はまだら模様になると見込んでいると説明した。

4日発表した25年度第4・四半期(25年8─10月)決算では、サーバー売上高は前年同期比5%減の45億ドルとなった。AI関連商品の出荷タイミングや、連邦政府の支出が想定を下回ったことが影響した。

ハイブリッドクラウド部門の売上高は12%減の14億1000万ドル。総売上高は96億8000万ドルとなり、市場予想の99億4000万ドルに届かなかった。

HPEは26年度通期の調整後1株利益の見通しを従来の2.20─2.40ドルから2.25─2.45ドルに上方修正した。

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