
[ 12月4日 ロイター] - アルタ・ビューティーULTA.Oは木曜日、ホリデーシーズンに向けてのメイクアップとスキンケア製品の旺盛な需要に賭け、年間売上と利益の見通しを上方修正した。
予想を上回る第3四半期決算を発表した同社の株価は、取引終了後に約5%上昇した。
化粧品小売業者は、トレンディで手頃な価格の商品と、特に若い層の買い物客を惹きつけるマーケティング努力に支えられ、店舗での売上が好調だった。
アルタはまた、急成長するフレグランス需要((link))や、リアーナのフェンティ・ビューティを含むセレブ御用達ブランドの人気からも利益を得ている。
マクロ経済が不透明な中、節約志向の消費者が自由裁量支出を控えており、今年の米国のホリデー支出((link))は控えめなものになるとの予想がある中、前向きな見通しが示された。
「重要なホリデーシーズンを前にして、多くの消費者の財布が圧迫され、価値を求めていることは承知しています」とケシア・スティールマンCEOは声明で述べた。
一方、eコマースの配送コストの低下と在庫シュリンク(在庫の紛失や破損を意味する)が同社の利益率を押し上げた。
年間売上高は、従来予想の120億ドルから121億ドルに対し、123億ドル程度となる見込み。
2025年度の既存店売上高は4.4%から4.7%の範囲で増加すると予想している。
アルタビューティは、年間利益は一株当たり25.20ドルから25.50ドルになると予想しており、事前予想の23.85ドルから24.30ドルを上回ると述べた。
LSEGが集計したデータによると、第3四半期の売上高はアナリスト予想の平均27.2億ドルに対し12.9%増の28.6億ドル、一株当たり利益は5.14ドルと予想の4.64ドルを上回った。