
Pritam Biswas
[ 11月20日 ロイター] - セントラル・バンカンパニーCBC.Oは木曜日のナスダック・デビューで5%上昇し、52億6000万ドルの評価額を獲得した。
(link) 同社株は22.06ドルで取引を開始し、IPO価格の1株21ドルを上回った。同社はIPO価格を21ドルから24ドルの間で売り出した。
米国のIPO活動は9月に活発化し、スウェーデンのフィンテック企業Klarna (link) KLAR.Nとウィンクルボス双子の暗号取引所Gemini (link) GEMI.Oが市場デビューし、投資家の強い需要を引き出した。
しかし、旅行テクノロジー企業のナバン (link) NAVN.Oと電気航空機メーカーのベータ・テクノロジーズ (link) BETA.Nは、米政府閉鎖が長期化する中、市場の警戒感を浮き彫りにし、反応は鈍い。
また、2件の企業倒産が世界の民間信用市場におけるストレスや融資慣行への懸念を再燃させたため、投資家は銀行セクターの信用リスクにも慎重になっている。
しかし、アナリストたちはセクター全体のストレスを過小評価し、これらの事件は孤立したものだと述べた。
「根本的な信用不安が投資家の買い控えにつながるとは思わない。IPO調査会社IPOXのジョセフ・シュスター最高経営責任者(CEO)は、「この銀行の成功の軌跡は、力強い経済成長を遂げる市場で事業を展開する銀行へのエクスポージャーを求める投資家によく合致する」と述べた。
ミズーリ州ジェファーソンシティを拠点とするセントラル・バンカンパニーは、貸借対照表の総資産192億ドル、預かり資産154億ドルを有し、ミズーリ州、カンザス州、オクラホマ州、コロラド州、フロリダ州の消費者と企業にサービスを提供している。
セントラルは、先月デビューしたコマーシャル・バンクグループCBK.Oの株式公開市場に加わる。
Morgan StanleyとKeefe, Bruyette & Woodsが共同主幹事である。