
Rishika Sadam
[ベンガルール 11月11日 ロイター] - デンマークの製薬メーカー、ノボ・ノルディスクNOVOb.COは、ロイターが入手した文書に よると、肥満治療で急成長している世界市場の一つで地歩を固めようと、同社の大ヒット減量薬ウェゴビーの価格をインドで最大33%引き下げた。
ノボ・ノルディスクの米国上場株は3.8%高の47.67ドル、リリー株は朝の取引で小幅上昇した。
ノボ・ノルディスクと米医薬品メーカーのイーライ・リリー
ウェゴビーの最高用量である2.4mgの 価格は、以前の24,389.06ルピーから16,400ルピー(($186.59))に変更された。最低用量の0.25mgは、以前の16,260.94ルピーに対し、10,850ルピーで販売される。
Wegovyは6月に市場に参入し、3月にインドで発売されてから数ヶ月で売上が倍増したLilly社のMounjaroに追いつこうとしている。
両薬剤ともGLP-1受容体作動薬と呼ばれる治療薬の一種で、満腹感を長時間持続させる作用があり、肥満症や糖尿病の治療薬として処方される。
ウェゴビーの有効成分セマグルチドは2026年3月にインドでの特許が切れるため、 ジェネリック医薬品メーカー (link) 、市場参入の 道が開かれる 。
今回の値下げは、10月にMounjaroが金額ベースでインドで最も売れた医薬品((link))となった数日後に行われた。
「Systematix Institutional EquitiesのアナリストであるVishal Manchanda氏は、MounjaroがインドではWegovyよりも「好調」であることを指摘した。
「つまり、これはより多く販売できるようにするための動きかもしれない」とマンチャンダ氏は語った。
ノボ・ノルディスクはロイターのコメント要請に応じなかった。
両社はまた、異なるブランド名で治療薬を販売することも検討しており、リリーはMounjaroについてCipla CIPL.NSと、ノボ・ノルディスクはWegovyについてEmcure Pharma EMCU.NSと提携を結んでいる。
(1ドル=87.8950インドルピー)