
[ 11月10日 ロイター] - MeiraGTxホールディングスMGTX.Oは、イーライリリーLLY.Nと4億7500万ドル以上の契約を締結した。
このニュースを受けて、 遺伝子 治療開発会社の株価は月曜日の市場前取引で12.5%上昇し9.55ドルとなった。
この契約により、MeiraGTx社は7500万ドルの契約一時金と、さらに4億ドル以上の マイルストーン支払いを受ける 可能性がある 。また、MeiraGTx社はライセンス製品の段階的ロイヤルティを受け取ることができる。
リリーは10月に遺伝子治療開発会社Adverum Biotechnologies (link) ADVM.O を買収する最大2億6,170万ドルの契約に調印して おり、今回の買収は眼科治療市場を開拓し、遺伝子治療への注力を強化するための最新の取り組みとなる。アドヴェラム社は、高齢者の失明の主な原因である湿性加齢黄斑変性症(wAMD)の眼科用注射剤を開発している。
MeiraGTx社の実験的治療法であるAAV-AIPL1は、AIPL1遺伝子の変異によって引き起こされるレーバー先天性黒内障4の最も重篤な型の1つを治療するために研究されており、小児に網膜下注射で投与される。
AAV-AIPL1は、1回の投与で AIPL1遺伝子の機能的コピーを網膜の光受容体に送達し、視力を回復させるように設計されている。
リリーはまた、眼科領域で使用されるMeiraGTx社の遺伝子治療技術に関する全世界での独占的権利を獲得し、眼科領域での遺伝子編集に使用される同社 独自のリボスイッチ技術に関する一定の権利を獲得する。