
[ 11月6日 ロイター] - NRGエナジーNRG.Nは木曜日、電力需要の急増を背景に、2026年通期の単独中核利益を2025年の更新レンジを上回ると予想し、電力会社の株価は市場前取引で1%上昇した。
NRGは、人工知能やクラウド・コンピューティングの運用をサポートするために安定した大規模な電力供給を必要とするデータセンターの活況もあり、テキサス州の電力需要の急増から恩恵を受ける立場にある。
NRGは、2026年の中核利益は39.3億ドルから41.8億ドルの範囲になると予想している。
報告された四半期の後半に、NRGはテキサス州公益事業委員会から5億6200万ドルの低利融資を受け、689メガワット((MW)) シダーバイユー発電所の建設を支援した。資金調達は2025年9月に開始され、2028年まで継続される。
NRGは報告された四半期にデータセンター・パートナーシップを拡大し、PJMサイト向けに合計150メガワットの長期小売電力契約を新たに2件締結した。
これにより、テキサス州電力信頼性評議会(Electric Reliability Council of Texas)(ERCOT) とPJMのサイトでの契約合計は445MWとなり、2028年から2032年の間に新たな施設が稼動する予定である。
NRGの取締役会は、2028年までの30億ドルの自社株買いプログラムを承認し、7-9%の長期成長目標に合わせ、1株当たり8%増配の1.90ドルを承認した。
同社は、最近上方修正した1株当たり7.55ドルから8.15ドルの通期利益予想を再確認した。
テキサス部門の調整後中核利益は前年比38%増の8億700万ドル。
LSEGがまとめたデータによると、テキサス州ヒューストンを拠点とする同社は、9月30日に終了した四半期に1株当たり2.10ドルというアナリスト予想に対し、2.78ドルの調整後利益を計上した。