
[ 11月5日 ロイター] - ジンマー・バイオメット・ホールディングスZBH.Nは、米国での好調な業績を中南米と欧州の新興市場が下回ったことを受け、2025年の既存事業売上高成長率見通しを 下方修正し、株価は市場前取引で8.4%下落した。
医療機器メーカーは水曜日、為替変動に助けられ、全体的な収益成長率予測を安定させた。しかし、有機的成長見通しの上限を4.5%から4.0%に引き下げ、下限は3.5%に据え置いた。
ジマー社によると、これらの問題は当四半期の後半に発生したもので、現在対処中である。
当四半期、同社は、特に高齢者における持続的な外科手術需要に支えられ、関節再建術に役立つ股関節と膝関節のユニットに対する旺盛な需要を見た。
J.P.モルガンのアナリスト、ロビー・マーカスは、同社の第3四半期決算について、既存事業売上高の伸び率は5.0%で予想の5.6%に届かなかったものの、四半期利益は上回ったため、「まちまち」だったと述べた。
「この四半期には確かにプラス材料もあったが、今日の投資家の焦点は既存事業売上高の伸び悩みだろう」とマーカス氏。
ジンマーは、通期の売上高成長率予想と年間調整後利益予想を据え置いたが、為替影響を従来の0.5%から0.5~1%の範囲に引き上げた。
LSEGがまとめた データによると、第3四半期の純売上高は9.7% 増の20億ドルで、 アナリストの平均予想とほぼ一致 した。
ジマーの股関節部門と膝関節部門の合計売上高は13億ドルで、予想の12億9000万 ドルをわずかに上回った。
スポーツ医学・四肢・外傷部門の売上高は19% 増の5億4,150万ドルだったが、予想の5億5,296万ドルには届かなかった。
調整後の1株当たり利益は1.90ドルで、平均予想の1.87ドルを上回った 。