
[ 11月4日 ロイター] - アニマルヘルスケアのゾエティスZTS.Nは7日、ペットや家畜用の医薬品やワクチンの需要減退を見込み、年間収益見通しを下方修正した。
動物病院への来院数が回復しているにもかかわらず、ゾエティスは第3四半期にペット用医薬品とワクチンの需要が低迷した。再入荷をためらう流通業者や、景気の先行き不透明感から支出を控える消費者が売上を圧迫した。
犬と猫の治療薬を含むコンパニオンアニマル部門の9月30日に終了した四半期の売上高は16億5000万ドルで、前年同期比3%増となった。
ニュージャージー州に本社を置く同社は、2025年の売上高を従来の94.5〜96.0億ドルから94.0〜94.8億ドルと予想。
また、年間調整後1株当たり利益予想も6.30ドルから6.40ドルの範囲で再確認した。
LSEGがまとめたデータによると、アナリストの平均予想は、年間売上高95億2000万ドル、調整後一株当たり利益6.35ドルだった。
報告された四半期のゾエティスの調整後利益は1株当たり1.70ドルで、予想の1.62ドルを上回った。
四半期売上高は1%増の24.0億ドルで、予想の24.1億ドルを上回った。