
Heejin Kim Hyunjoo Jin
[ソウル 4日 ロイター] - 韓国のサムスンSDI006400.KSは4日、米電気自動車(EV)大手テスラTSLA.Oにエネルギー貯蔵バッテリーを供給する方向で交渉を進めていると発表した。
韓国メディアによると、契約額は3兆ウォン(約21億1000万ドル)を超える可能性がある。
これを受け、サムスンSDIの株価は8%以上急騰した。
テスラは、関税や地政学的な緊張を背景に主要部品の対中依存度引き下げに動いており、韓国のサムスン電子005930.KSやLGエナジー・ソリューション373220.KSから半導体やバッテリーを調達する契約を結んでいる。
エネルギー貯蔵バッテリーはデータセンターなどに電力を供給するために使用される。EV用バッテリーと化学的な性質が似ている。
韓国のバッテリーメーカーは、米国の補助金廃止で打撃を受けており、EV用バッテリーの生産ラインをエネルギー貯蔵システムの生産にも活用している。