
Dharna Bafna
[ 10月30日 ロイター] - ファースト・ソーラーFSLR.Oは木曜日、同社製品に対する旺盛な需要に後押しされ、第3四半期の売上高予想を上回った。
太陽光発電による電力は、米国のエネルギー産業で最も急成長している分野のひとつであり、よりクリーンな電源を採用し、気候変動と闘おうという企業や政府の強い需要に後押しされている。
同社は、米国に3.7GWの生産施設を新設し、2026年末に生産を開始し、2027年前半まで増産する予定であると発表した。
同社は第3四半期に4億5,590万ドル(1株当たり4.24ドル)の利益を計上し、前年同期の3億4,187万ドル(1株当たり3.18ドル)を上回った。
しかし、ドナルド・トランプ米大統領の貿易政策の影響にも頭を悩ませている同社は、通期の売上高見通しを下方修正した。
2025年の年間売上高は、従来の49億ドルから57億ドルから、49億5000万ドルから52億ドルになると予想した。
この業績予想の変更は、「顧客の解約による海外販売台数の減少を、解約金で一部相殺した」ことを反映していると、同社は電話会議で述べた。
同社は規制当局への提出書類の中で、大手石油・ガス顧客とのさまざまな基本供給契約を解除しなければならなかったことを明らかにした。これにより、ファースト・ソーラーの太陽電池モジュールのバックログは6.6ギガワット((GW))減少し、総取引価格は19億ドルとなった。
ファースト・ソーラーはまた、販売量の予想範囲の上限を19.3ギガワットから17.4ギガワットに引き下げたが、下限は16.7ギガワットに据え置いた。
LSEGがまとめたデータによると、同社の9月30日に終了した3ヵ月間の純売上高は16億ドルで、アナリスト予想の 15億6000万ドルを上回った。