
[ 10月30日 ロイター] - 保険ブローカーのアーサー・J・ギャラガーAJG.Nは木曜日、第3四半期の利益が約13%減少したと発表した。
イリノイ州ローリングメドウズを拠点とする同社の株価は、取引終了後に6.5%下落した。
報酬、金利、営業経費の急増により、ギャラガーの第3四半期の経費総額は30億2000万ドルに達し、前年同期比で26%近く急増した。
これは、保険料支出が引き続き好調であることから、ギャラガーのブローカー事業からの手数料収入の増加が影を落としている。
保険業界は通常、景気減速や裁量支出の変化があっても回復力があり、個人や企業は気候関連の災害やサイバー脅威に対するリスク軽減に努めている。
「世界の更新保険料は引き続きプラス圏にあり、景気減速の兆候は見られない」とCEOのJ.パトリック・ギャラガーJr.は声明で述べた。
ギャラガーの手数料は24%増の19.1億ドル 、手数料総額は12% 増の10.6億ドルとなった。
ギャラガーは8月、保険ブローカーであるアシュアードパートナーズ((link))を134億5000万ドルで買収し、全米のリテール中間市場における損害保険・カジュアル保険および従業員福利厚生への取り組みを強化した。
保険ブローカーは、保険会社と顧客の仲介役として、顧客の補償ニーズに最適な保険選びをサポートする。
ブローカーは通常、保険会社に支払った保険料の一定割合を手数料として受け取る。
同社の支配持分に帰属する純利益は、前年同期の3億1260万ドル(1株当たり1.39ドル)から2億7270万ドル(1株当たり1.04ドル)に減少した。
ギャラガー社の株価は今年7.7%下落し、ベンチマークであるS&P500指数.SPXを下回った。