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米中停戦でレアアース鉱山が下落、関税と輸出抑制を一時停止へ

ロイターOct 27, 2025 2:34 PM

- ワシントンと北京が貿易取引の枠組み((link))に合意し、重要鉱物に対する米国の関税と中国の輸出規制が一時停止され、今年レアアースセクターを押し上げていた供給途絶への懸念が和らいだことを受け、米国上場レアアース鉱山の株価は月曜日の取引開始前に下落した。

レアアースの休戦は、米中貿易摩擦の最も戦略的な前線のひとつが一時停止したことを意味する。

供給リスクが後退したことで、投資家は米鉱山会社が貿易摩擦の長期化から利益を得るというベットの一部を解消した。

クリティカル・メタルズCRML.Oは17.6%安、ラマコ・リソーシズMETC.Oは6.8%安、ニオコープ・ディベロップメンツNB.Oは15.2%安。

MPマテリアルズ、トリロジー・メタルズTMQ.N、USAレアアースは8.3%~18%下落した。

中国は世界のレアアースと磁石の90%以上を加工しており、最近、規制リストに新元素を加えるなど輸出規制を拡大し、中国産原料に依存する海外生産者の監視を強化した。

これとは対照的に、米国には稼働中のレアアース鉱山が1つあり、電気自動車や防衛システム、先端製造業に不可欠な鉱物の確保を急いでいる。

自国のサプライチェーンを構築するためのワシントンの努力は、中国の支配に大きく遅れをとっている。

米国はMPマテリアルズ (link)、クリティカル・メタルズ、リチウム・アメリカズ (link) LAC.TO、USAレアアース (link) USAR.Oなどの企業と株式取引やサプライチェーン・セキュリティー取引に調印したが、北京と同等の精製能力や加工インフラを開発するには数年かかる可能性がある。

今回の株式取引により、MPマテリアルズ社の株価は今年4倍近くに上昇し、USAレアアース社の株価は2倍に上昇した。

今回の規制の後、ドナルド・トランプ米大統領は中国からの輸入品に100%の関税をかけることを提案し、11月1日に発効する予定だった。

予備的な取り決めは、今週末、韓国の慶州で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)() サミットで、トランプ大統領と中国の習近平国家主席によって検討される見通しだ。

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