
Pritam Biswas
[ 10月21日 ロイター] - ウェスタン・アライアンス・バンコープWAL.Nは火曜日、第3四半期の増益を報告した。金利収入の増加と貸出手数料の増加により、雨天時の資金の増加が相殺されたためだ。
ウェスタンは先週、借り手であるカンター・グループに対し、第一ポジションのローンについて担保を提供しなかったとして訴訟を開始したと発表したため、株価は大打撃を受けた。
ケネス・ベッキオーネ最高経営責任者(CEO)は声明で、「カンター・グループVのローンに関連して、直近の鑑定では十分な担保カバレッジが示されたものの、9800万ドルのノンアクルーローンに対する引当方法によって、3000万ドルの引当金が計上された」と述べた。
同行はまた、主にカンター・グループVのローンの移行により、当四半期の未収ローンは9,500万ドル増加し、5億2,200万ドルに達したと述べた。
同行の貸倒引当金繰入額は、3,110万ドルの正味償却額とカンター・グループVのローンに対する約3,000万ドルの引当金を反映し、倍増の8,000万ドルに達したという。
(link) 先週の銀行業界は、ウェスタン社の情報開示、ザイオンス・バンコープZION.Oのカリフォルニア部門からの2つの商業・産業ローンに関する5000万ドルの第3四半期の損失計上、ジェフリーズJEF.Nの破産した自動車部品メーカー、ファースト・ブランズへのエクスポージャーなど、一連の出来事を受けて混乱した。
堅調な利益
しかし、アナリストがこれらの事件を一過性のものと軽視し、相次ぐ好決算を受けてセクターの強さを指摘したため、ウエスタンの株価はここ3セッションで約8%上昇した。
正味受取利息(銀行が貸出金から得る収入と預金から支払う収入の差額)は、前年同期の6億9,690万ドルから7億5,040万ドルに増加した。
普通株主に帰属する純利益は、前年同期の1億9660万ドル(1株当たり1.80ドル)に対し、9月30日に終了した3ヵ月間は2億5020万ドル(1株当たり2.28ドル)となった。
スティーブンス・アナリストは、「低いハードルとの比較では、予想以上のクレジット業績と、大幅な預金増加/引当金前の純収入の上振れの両方が、明日の取引でアウトパフォームにつながると考える」とメモに書いている。
ザイオンズもまた、経済の不透明感が和らぐ中、受取利息の増加と融資の拡大により、第3四半期の増益を発表した((link))。