
[21日 ロイター] - 米メディア大手ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)WBD.Oは21日、複数の買い手候補が関心を示したことを受け、自社の完全売却の可能性を検討していると発表した。戦略的選択肢の検討プロセスについて、完了期限などの明確なスケジュールは設定していないとしている。
発表を受け、WBDの株価は米株式市場序盤の取引で約10%急騰した 。
WBDは今年6月、動画配信・映画とケーブルテレビ(CATV)に事業を切り分け、2つの上場企業にする組織再編計画を発表。9月に米メディア大手パラマウント・スカイダンスPSKY.OがWBDに買収を提案する準備を進めていることが関係筋の話で明らかになっていた。
報道によると、 パラマウント・スカイダンス のデービッド・エリソン最高経営責任者(CEO)が、 WBDが 「ワーナー・ブラザース」と「ディスカバリー・グローバル」に分割される前に 買収交渉を進めている。