
[ 10月13日 ロイター] - パワースポーツ車メーカーのポラリスPII.Nは月曜日、インディアンモーターサイクルを独立した会社に分離し、プライベート・エクイティ会社のキャロルウッドLPに事業の株式の過半数を売却すると発表した。
ポラリスの株価は11%上昇した。
この売却は、ポラリスが消費者需要の低迷と関税引き上げに直面し、事業の合理化を模索している時期に行われた。同社は今年初め、年間売上高と利益の見通しを撤回していた。
この取引は、ポラリスの調整後EBITDA(年換算)に約5,000万ドル、調整後利益に1株当たり約1ドルの増収増益をもたらすと予想される。同社は、この取引が2026年の第1四半期に完了すると見込んでいる。
キャロルウッドは、取引完了後に独立したインディアン・モーターサイクルの新組織のCEOに、業界のベテランであるマイク・ケネディ氏を抜擢した。
ケネディ氏はこれまで、パワースポーツ・ディーラー・グループであるランブルオン(RumbleOn)やアフターマーケット・バイク用排気システム・メーカーであるバンス&ハインズ(Vance & Hines)のCEOを務めてきた。また、ハーレー・ダビッドソンHOG.Nでは26年間、さまざまな指導的役割を担っていた。
インディアン・モーターサイクルは2011年にポラリスに買収された。スカウトやチーフなどの人気モデルを製造していたこのレガシー・モーターバイク・メーカーは、6月30日に終了した12ヶ月間のポラリスの売上高の7%にあたる約4億7800万ドルに貢献している。
ポラリスはまた、第3四半期の売上高が16億ドルから18億ドルという従来の予想レンジの上限となる見込みであると述べた。現在、同四半期の調整後1株当たり利益は31セントから41セントを見込んでいる。
ミネソタ州メディナを拠点とする同社は、10月28日に第3四半期決算を発表する予定。