
Christy Santhosh
[ 9月24日 ロイター] - アクティビスト投資家のエンジン・キャピタルは、アカディア・ヘルスケアACHC.Oに対し、取締役会への取締役の追加と、自社株買いのための資産売却の可能性を探るよう促し、同社株は午後の取引で9%近く上昇した。
エンジン・キャピタルは、精神衛生上の問題や依存症を抱える人々を支援するセンターを運営するアカディア・ヘルスケアACHC.Oの株式約3%を保有しており、同社は2022年の組織再編の非効率的な実行により、マイナスのリターンを持続していると述べた。
この組織再編は、報告体制を地域からサービスの種類へとシフトさせたと、エンジンは水曜日に同社の取締役会に宛てた書簡の中で述べた。この投資家は、地域内ではなく全国の施設を監督し訪問することは、論理的にはるかに困難であると付け加えた。
この書簡に対してアカディアは、定期的に株主とコミュニケーションをとっており、建設的な意見を歓迎すると述べた。
グッゲンハイムのアナリスト、ジェイソン・カソルラ氏は、新たなアクティビスト投資家が変化を求めているのは驚くべきことではなく、アカディアのフリーキャッシュフローの減少と訴訟は、同社に影響を与える「短期的なニュアンス」だと述べた。
アカディア・ヘルスケアは、同社の精神科病院と行動衛生施設の運営における不適切な慣行の疑惑をめぐり、司法省の調査((link))を受けている。
エンジン・キャピタルは書簡の中で、同社の企業文化を批判し、コーポレート・ガバナンスの大幅な見直し、取締役会の刷新、コスト削減、割安株を買い戻すための資産売却を求めた。
このアクティビスト投資家は、長年勤続している取締役数名を、行動医療の運営スキルと資本配分の専門知識を持つ新しい取締役と交代させるよう求めた。
「私たちの調査から、全米の行動医療サービスに対するニーズが急増しており、今後も増加し続けることは明らかです」とエンジン氏。
アカディアの株価は、2022年に過去最高値を記録して以来、70%以上下落している。