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テスラ、マスク氏による10億ドルの株式購入で上昇 EVメーカーへの信頼が強まる

ロイターSep 15, 2025 2:56 PM

Kritika Lamba

- テスラTSLA.Oの株価は、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が電気自動車メーカーの株式を 約10億ドル分購入したことを明らかにした ことで、月曜日の取引開始直後に 6%上昇した。

この株式購入は、マスクCEOが2020年初頭以来初めて公開市場で行ったもので、テスラにとって重要な時期に行われた。テスラは、自動車販売の減速に悩む一方で、AIとロボット工学の大企業に変貌するという野心的な目標を達成しようと競争している。

この動きはまた、マスク氏がテスラに対する支配力を強めようとする姿勢を強めるものであり、同社の取締役会がマスク氏に対する1兆ドルの報酬プランを提案し、マスク氏の要求に応え、高額の財務・経営目標を掲げたちょうど1週間後のことである。

月曜の規制当局への提出書類によると、マスク氏は金曜日に257万株を購入し、1株あたり372.37ドルから396.54ドルを支払っていた。

ハーグリーブス・ランズダウンのシニア・エクイティ・アナリスト、マット・ブリッツマンは、「この動きは、(マスクが)、再び全力投球にアクセルを踏み込んでいることを示す、これまでで最も明確なシグナルだ。

マスク氏は一貫してテスラへの出資比率の拡大と議決権の増加を要求しており、25%の議決権を得られないのであれば、テスラ社外でAIやロボット製品を製造することを望むと以前語っていた

LSEGのデータによると、12月の時点でマスク氏は約13%の株式を保有していた。

テスラ株は月曜日、3セッション連続で上昇したが、株価はハイテク大型株の「マグニフィセント7」グループの中で最悪のパフォーマンスとなっており、最終引けまでの年初来で2%の値下がりとなっている。

テスラの最近の四半期決算は、EV需要の軟化、コスト増、競争激化の中、利益率の圧迫が続いていることを示している。

それでも、テスラの取締役会議長であるロビン・デンホルムは金曜日、マスクの政治活動が売上に打撃を与えたという懸念を否定し、また、マスクはホワイトハウスでの数ヶ月を経て、会社の「前面と中心」に戻ってきたと付け加えた。

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