Sumit Saha Vallari Srivastava
[ 9月11日 ロイター] - GEヴァーノヴァGEV.Nは木曜日、同社の産業用ソフトウェア部門Proficyをプライベート・エクイティ会社TPGに6億ドルで売却し、その資金をグリッド・ソフトウェアに再投資すると発表した。
GEヴェルノヴァの電化ソフトウェア収益の約20%を占めるプロフィシーは、製造業者の生産監視と最適化を支援している。2024年の電化ソフトウェアの売上は75.5億ドル。
昨年GEから分離独立した同社は 、関税やインフレに関連したコスト上昇を相殺するために取り組んできた。
4月には、2025年に3億ドルから4億ドル((link))のコスト増を予想し、利幅を守るために値上げと業務の合理化を計画していると述べた。
GEバーノヴァはサプライチェーンへの投資も行っており、1月には世界の電力需要の増加に対応するため、2年間で6億ドルをかけて米国工場をアップグレードすると発表した。
「間接的に、我々はグリッド・ソフトウェア事業に収益を再投資するつもりだ」と、スコット・ストラジック最高経営責任者(CEO)は、買収発表後のモルガン・スタンレーの会議で述べた。
プロフィシーの買収は2026年前半に完了する予定だ。TPGはこの事業を所有・管理し、GEヴァーノヴァは取締役会のオブザーバー席を保持する。
GEベルノバは、様々な結果や条件によって、将来的に追加の売却益を受け取ることを期待している。
RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、クリストファー・デンドリノス氏は、「GEは、投資家に過小評価されている可能性の高い、価値のあるソフトウェア・ポートフォリオを売却することになる」と述べた。
エネルギー機器・サービスプロバイダーの株価は3.2%下落し、622.77ドルとなった。
「収益を他の分野に再投資することは戦略的に理にかなっている。製造業は需要が高く、中核事業に再投資する機会がある」とデンドリノス氏。
この買収により、プロフィシーは独立したソフトウェア事業となる。TPGは、米国と欧州のプライベート・エクイティ・プラットフォームであるTPG Capitalを通じてProficyに投資する。