[ 9月11日 ロイター] - フィーバーツリードリンクス
フィーバーツリーは、消費者がアルコールをあまり飲まないという幅広い傾向から恩恵を受け、ジンジャービール、ソフトドリンク、ソーダなどのプレミアム飲料の売上を伸ばしている。
同社は1月、米国のビールメーカー、モルソン・クアーズTAP.Nと販売・製造契約を結んだ。モルソン・クアーズの全国販売網への参入は6月に開始され、「順調に進んでいる」とフィーバーツリーは述べた。
ジェフリーズのアナリストはメモの中で、「まだ始まったばかりだが、米国での取引は予想を上回っているようだ」と述べ、フィーバーツリーが米国 アルコール飲料市場全体の圧力に逆らっているようで心強いと付け加えた。
フィーバーツリーはまた、自社株買いを3000万ポンド(()増やし、4054万ドル())としたため、同社の株価は10.5%上昇し、857ペンスとなった。株価は今年に入って27%上昇した。
米国で販売されるフィーバーツリー製品の大半は現在英国で生産されているが、これは飲料メーカーがモルソン・クアーズとの提携に先立ち、今年初めに米国の主要ボトリング契約を解消したためだ。
「これにより、提携の損益が関税の影響を受けることになったが、中期的に米国での生産をオンショア化する見込みであるため、この影響を軽減するために共同で努力している」とフィーバーツリーは 声明で述べた。
フィーバーツリーは7月、モルソン・クアーズとの間で、英国からの輸入品に対する米国の10%関税((link))のコストを折半すると発表した。
モルソン・クアーズ社による中期的な米国生産のオンショア化とともに、グローバルサプライチェーン、調達プロセスの改善により、時間をかけてマージンを回復させることができるだろう、と同社は述べた。
フィーバーツリーの調整後中核利益は1840万ポンドで、 アナリストの予想を上回った。
税引前利益は主にモルソン・クアーズとの提携に関連する特別費用により15%減少した。
調整後の総売上高は、恒常為替レートベースで2%増の1億7,220万ポンドとなり、米国での旺盛な需要に支えられ、英国でのバーやレストラン向け売上の低迷を相殺した。
(ドル=0.7401ポンド)