TradingKey ― Figure Technology はIPO申請を正式に公表し、ナスダック上場を目指すと発表した。
米国時間8月18日、ブロックチェーン融資企業 Figure Technology は米証券取引委員会(SEC)にS-1登録届出書を提出し、Aクラス普通株式の新規株式公開(IPO)を計画していることを明らかにした。ただし、発行株式数、価格帯、上場時期などの詳細は未定となっている。
Circle、Bullish の上場計画に続く形で、同社はナスダック・グローバル・マーケットに上場を申請しており、ティッカーシンボルは「FIGR」となる予定。主幹事はゴールドマン・サックス(GS)、ジェフリーズ(Jefferies)、バンク・オブ・アメリカ証券(BofA Securities)が務める。
Figure Technology は2018年に設立された米国フィンテック企業で、主にブロックチェーンを活用した融資事業および暗号資産取引所の運営を手掛けている。同社は自らを「米国最大の非銀行系ホームエクイティローン(住宅担保ローン)提供機関」と位置付けている。これまでに Figure およびそのパートナーは、住宅担保ローンやその他の商品で累計160億ドル超を組成している。
SEC提出書類によれば、今年6月30日までの上半期における同社の売上高は4,380万ドルと、前年同期の1,250万ドルを大きく上回った。純利益は2,910万ドルと黒字転換し、前年同期の純損失1,560万ドルから大幅な改善を示した。
これまでに Figure Technology は複数回の資金調達を実施してきた。2019年12月にはシリーズCラウンドで1億300万ドルを調達し、企業評価額は12億ドルに到達。2021年5月にはシリーズDで2億ドルを確保し、評価額は32億ドルに拡大した。直近では2025年2月、シクス・ストリート(Sixth Street)から2億ドルを調達している。