Juveria Tabassum
[ 8月12日 ロイター] - 地中海料理のレストラン・チェーンであるカヴァCAVA.Nは、2年前にニューヨーク証券取引所に上場して以来初めて、年間既存店売上高成長率の目標を引き下げた。
不透明なマクロ経済環境により、消費者は自宅での手ごろな食事を選ぶようになり、ここ数カ月の外食需要は減退し、ブリトー大手のチポトレ (link) メキシカン・グリル CMG.N やサラダに特化したスイートグリーン (link) SG.N など、他の外食チェーンの業績にも影響を及ぼしている。
キャバはピタ・ラップやサラダボウルの需要に支えられ、過去4四半期の既存店売上高は2桁増を記録していた。しかし、LSEGがまとめたデータによると、第2四半期の客足はほぼ横ばいで、既存店売上高は2.1%増と予想の6.47%を下回った。
キャバ社は現在、通年の既存店売上高成長率を4%から6%と予想している。
経済の先行き不透明感が重荷となり、消費者は1年前よりも自信を失っていたため、6月と7月初旬の来店客数は低迷したが、その後来店客数は改善している、とキャバの共同設立者兼CEOのブレット・シュルマン氏は述べた。
キャバは、メニューに対する需要の回復を利用するため、より多くの店舗を開店しており、年間の新規開店の目標を、以前予想されていた64〜68店舗から68〜70店舗の範囲に引き上げた。
また、年間利益率とコア利益の目標も据え置いた。
同社は値上げを計画しておらず、関税によるインフレコストを吸収しようと考えている、とシュルマンは付け加えた。
(「ここ数週間見てきたように、関税に関する最近の発表())が数週間後に同じ発表になるかどうかはわかりません。だから我々は機敏に動いている」と語った。
同社は7月13日に終了した四半期に一株当たり16セントの利益を報告した。
2023年6月の超大型IPO((link))以来、最終終値でキャバ社の株価は2倍以上の84.50ドルとなっている。