Aishwarya Jain
[ 8月7日 ロイター] - ペロトン・インタラクティブPTON.Oは、2026年の売上高が予想を上回ると予想し、現在進行中の再建努力の下、コスト削減を促進するために全世界の従業員の6%を削減すると述べ、エクササイズバイクメーカーの株価を11%以上上昇さ せた。
同社はまた、木曜日に 第4四半期のサプライズ利益を計上し、関税に関連する追加コストの影響を相殺するために「価格を調整する」と述べた。
同社は2026年のフリー・キャッシュフローに関税による6,500万ドルの打撃を予想しており、トランプ政権の貿易政策の変化が調達、コスト、需要にどのような影響を与えるかについての不確実性に備える最新の米国企業である。
ペロトンによると、今回のレイオフは、間接費の削減と一部オフィスの移転計画とともに、来年度末までにさらに1億ドルの節約につながる見込みだという。
リズ・コディントン最高財務責任者(CFO)は決算電話会議で、木曜日の時点で、人員削減による経費節減の約半分をすでに実行に移しており、残りは今後数ヶ月で実現する見込みだと述べた。
1月にフォード・モーターF.Nから同社に加わったピーター・スターン最高経営責任者(CEO)は、自宅でのワークアウトを求める人々が多かったCOVID閉鎖時のブーム後、ペロトンの高級ステーショナリー・バイクとトレッドミルの販売不振に対処するため、経営再建の取り組みを開始した。
コスト削減が実を結び、第4四半期の営業費用は前年同期比20%減、一般管理費は同33%減となった。
テクノロジー対応の家庭用エクササイズ・マシンなど、コネクテッド・フィットネス製品の売上総利益率は、前年比900ベーシスポイント上昇し、17.3%となった。同部門の売上総利益は96%増の3,440万ドル。
ペロトンは1株当たり5セントの四半期利益を計上したが、ウォール街の予想では1株当たり6セントの損失だった。
LSEGがまとめたデータによると、同社は2026年の売上高を24億ドルから 25億ドルと 予想し、アナリスト予想の24億1000万ドルを上回った。
月期の総売上は6億690万ドル。アナリストの平均予想では、第4四半期の売上高は5億7980万ドルだった。