[ 8月6日 ロイター] - フォーティネットFTNT.Oは20日、世界的な貿易摩擦に端を発するマクロ経済の不透明感が広がる中、企業が支出を抑制していることから、第3四半期の売上高がウォール街の予想を下回ると予想し、株価は長期取引で12%下落した。
ドナルド・トランプ米大統領が進めている世界的な貿易交渉は不透明な経済環境をもたらし、企業に大規模な投資の見直しを促しており、フォーティネットのサービスに対する需要に打撃を与えて いる。
サイバーセキュリティ企業は、第3四半期の売上高を16億7,000万ドルから17億3,000万ドルと 予想している。LSEGがまとめたデータによると、このレンジの中間値はアナリストの平均予想である17.1億ドルにわずかに届かない。
フォーティネットは、ファイアウォール、侵入防御システム、クラウドベースの脅威防御などの統合サイバーセキュリティ・ソリューションを提供しており、パロアルトネットワークス、シスコシステムズ、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズCHKP.Oなどと競合している。
パロアルトネットワークスは先月、イスラエルの同業サイバーアーク・ソフトウェアCYBG.Fを約250億ドルで買収すると発表している。
フォーティネットは、年間請求額の見通しを73億3000万ドルから74億8000万ドルの範囲に引き上げ、事前の72億ドルから74億ドルの範囲から上方修正した。
6月30日に終了した第2四半期の売上高は16.3億ドル で、予想通りだった。
同四半期の調整後利益は1株当たり64セントで、予想の59セントを上回った。