Isla Binnie Niket Nishant
[ 8月6日 ロイター] - カーライル・グループCG.Oは2日、運用資産の増加に伴う手数料の増加に助けられ、第2四半期の利益が予想を上回ったと発表した。
ハーベイ・シュワルツ最高経営責任者(CEO)は、業界全体の不況と社内の後継者争いに関連した数年の困難の後、経営再建に取り組んできた。
シュワルツCEOは2023年の就任時、ウェルス、グローバルクレジット、保険、資本市場を優先課題に挙げていた。
先週、カーライルは長年のインサイダーである3人((link))を共同社長に指名した。これは新しい役割であり、アナリストの中には、同社に対する投資家の信頼を強化するのに役立つと言う者もいる。
分配可能利益(株主に還元できる利益)は25.6%増の4億3100万ドル、1株当たり91セントに急増した。LSEGが集計した予想では、アナリストが予想していた89セントと比較している。
フィー関連収益は18.4%増の3億2330万ドル。ファンド管理手数料は16%増加し、カーライルが投資先企業やその他の顧客のために資本市場取引の手配から得る取引・ポートフォリオアドバイザリー手数料は66%急増した。
ワシントンD.C.を拠点とするカーライルの運用資産は、シュワルツが優先課題としている中古プライベート・エクイティ・ファンド部門、 カーライル・アルプインベストの成長により、7%増の4,650億ドルとなった。
セカンダリーマーケットは、金利上昇や米国の関税引き上げ、地政学的な不確実性がディールメーキングを阻害している今、年金基金や他のプライベートエクイティ投資家に企業株を売却する手段を与えている。
それでも、市場の動きは加速しているとシュワルツ氏は言う。
同社は134億ドルの新規資本を創出した。146億ドルを投資し、四半期末時点で投資可能額は890億ドルだった。
ナスダック総合株価指数.IXICが8.3%上昇したのに対し、カーライル株は19%近く上昇した。
開場前の薄商いの中、同社株は2%近く上昇した。