
[ 7月31日 ロイター] - バクスター・インターナショナルBAX.Nは21日、2025年の利益予想を下方修正した。主要製造施設が被害を受け、点滴液の需要が減少したハリケーン「ヘリーン」の影響が長引き、四半期利益はアナリスト予想を下回った。
医療製品メーカーの株価は市場前の取引で約11%下落した。
バクスターは現在、2025年の調整後利益を1株当たり2.42ドルから2.52ドルと予想しており、事前予想の2.47ドルから2.55ドルから引き下げた。アナリストは1株当たり2.52ドルと予想していた。
同社は、主に医療製品・治療部門に影響を及ぼす「潜在的な下振れリスク」のため、同部門の第4四半期の売上が停滞していることを受け、業績予想を下方修正した。
ハリケーン「ヘリーン」により、バクスターのノースカロライナ州ノースコーブの製造拠点が被害を受け、輸液の生産に影響が出たほか、病院が供給停止により輸液の節約を余儀なくされた。
このハリケーンにより、同社は修復費用や航空運賃などの追加費用を計上した。
ハリケーン「ヘリーン」後に実施された輸液節約努力による輸液需要の軟化が、当四半期の同部門の成長を一部相殺した」と同社は述べた。
バクスターは、輸液の在庫を完全に補充し、ノースカロライナ工場で製造される製品の供給制限をすべて解除したと述べた。
医薬品事業も苦戦し、注射剤の売上高は「政府発注のタイミング」により前年同期との比較が難しい中で1%減少し、麻酔薬の売上高は世界的に2桁前半の減少となった。
バクスターの医療製品・治療部門の四半期売上高は13億2,000万ドル、医薬品部門の売上高は6億1,200万ドルであった。
調整後の1株当たり利益は59セント(予想61セント)。
売上高は28億1,000万ドルで、予想の28億2,000万ドルをわずかに下回った。