[ 7月30日 ロイター] - スターバックスSBUX.Oの株価は、ブライアン・ニコル最高経営責任者(CEO)の再建計画が実を結び、四半期売上が好調だったことから、水曜日の取引開始早々に約3%上昇した。
簡素化されたメニュー、店舗と労働運営への投資は、ニコルCEOの「スターバックスへの回帰」構想のハイライトの一部である。
ブランドの大幅なリセットは、数四半期にわたる売上減少に続くものである。
モルガン・スタンレーのアナリストは、「同社は、新しい運営モデルが整えば、来年は攻勢に転じる計画のようだ」と述べた。
8月に社長に就任したニコル氏は、火曜日((link))に、より低価格の「未来のコーヒーハウス」の美学を含む店舗デザインのアップグレード計画を打ち出し、来年は全米の数千店舗に対して5億ドル以上の投資を行うことを約束した。
J.P.モルガンのアナリストはメモの中で、「目標は当初の "Back to Starbucks "から、誰もがスターバックスのベストを体験できる "Better Starbucks "のための適切で野心的な目標にシフトした」と述べた。
関税不安とインフレの上昇が米国の消費者心理を直撃し、戦略の見直しを余儀なくされている企業もある。
スターバックス最大の市場である北米では、四半期の既存店売上高は2%減少し、昨年と同様の落ち込みとなった。
中国では、ルッキン・コーヒー(Luckin Coffee)やコッティ・コーヒー(Cotti Coffee)といった地元のライバルとの厳しい競争((link))の中、既存店売上高は2%増加した。
今月初めの報道((link))によると、スターバックスは最大100億ドルと評価された中国事業について、戦略的パートナーシップや合弁事業などの選択肢を模索してきた。
この結果を受けて、少なくとも10社の証券会社が目標株価を引き上げた。同社の12ヶ月先株価収益率は33.28である。
「再建には予想以上に時間がかかったが...努力は結集され、前進している。これらが機能し始めれば、その影響は大きく、かなり即効性のあるものになるだろう」と、BTIGのアナリスト、ピーター・サレーは語った。